先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】
やたら健康的な味のする朝食を済ませたら、
洗濯を言いつけられて洗濯機を回す。
お母さんがかける掃除機の音を聞きながら、
無心で洗濯物を広げてベランダに干す。
太陽はとっくに空高く上っていた。
柔軟材の匂いのする風に吹かれて
真っ青な空を見上げたら、
寝不足で貧血を起こしかけたけど、
みじめな気分にはならなかった。
光を浴びるように、太陽を仰ぎ見る。
これだけ動けば、
ちょっとは、私の価値もあがったのかな?