先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】
今日は、学校へ行く。
私は支度を終えると、
鏡の前で、自分の制服姿を全身くまなくチェックした。
黒すぎてぶあいそな制服が、
私のふわふわの長いくせっけや
肌の白さを、
可憐にひきたてる。
よし、かわいい。
大丈夫、ぶすくなんかなってないもん。
「げ、にきび~」
その時、バーンッと私の部屋のドアが開いて、
タカオちゃんが勢いよく飛び込んできた。
「えらいぞ、ユリすけー!!」
そのまま私にタックルして抱きつくと、
えらいえらい、と連発しながら
ぐしゃぐしゃと私の髪をかき回す。
ああもう、すきにして。
大好きよ、タカオちゃん。
もみくちゃにされながら、
私もお返しに、タカオちゃんの髪に手を伸ばす。