先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】
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「いってえな!どこ見て歩いてんだよっ」
学校に向かって
ユリと二人で歩きながら、
同じクラスだったらいいな、とか話してた。
新学期の朝。
いきなり飛んできた大声に、
ユリがびくっとして足を止める。
振り返ると、
道端ですれ違ったばかりのスーツのおじさんが、
こっちを見てにらんでいた。
「ぶつかったら謝れよ!」
おじさんの異様なけんまくに、
ユリと二人で顔を見合わせる。