先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】
【先生-生徒】
すぐにバレる、とは思っていたけれど。
それがいつで、
どんな事態になるのかなんて、
少しも想像できてなかった。
先生が先生に、呼び出しをくらう。
リョースケ先生にしたら、
そんなの珍しくもなんともないが、
今回ばかりは少し事情が違っていた。
『ユリの親から苦情が入っている。』
『ユリの家にはもう行くな。』
その話はあっというまに広まって、
生徒の間では、
先生がユリを襲ったんじゃないかとか、
最初っから付き合ってたんじゃないかとか、
何がほんとかわからないような
尾ひれがついて、
みんなの「常識」となっていく。
リョースケ先生は、
先生にとって、
学校で唯一の味方である
生徒達にさえ、
白い目で見られ
避けられた。