先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】

ふっと、

威圧するように近づいた
先生の顔が、



歪んだ。



――ゾクッと、
背筋を何かが這いのぼる。


あまりに瞬間的な変化に、

まばたきもできない。




笑ったんだと気がつくまで、
数秒かかった。




「・・・なに、ビクついてんだよ」



低く、時々かすれるザラついた声に、

鼓動が早くなる。






とても、酷薄な、笑い方だった。







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