先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】

【正義の味方。】




小学校の時、

クラスの女子と
ケンカした。


その子はクラスでも
中心的存在で、

必然的に

クラスの女子全員と、
ケンカした。


自動的に、

それにカンづいて
便乗してきたクラスの男子とも、

ケンカした。


ケンカったらケンカです。


誰がなんと言おうとケンカです。


(一応、男子がちょっかい出したら

「やめなよ男子ぃ~、
 由利さんかわいそう~」

とか言ってもらえてはいたし、まだ)


ケンカがイジメと違うところは、

仲直りがあるということ。



手のほどこしようがあるということ。



私はその直感を信じて、


徹底的に


これはケンカですよ


という態度で通した。

(ケンカで終わらせたかったら

 絶対に、一円たりとも

お金はからませちゃいけない。)



はたせるかな
それはからくも成功し、


だからやっぱり、


あれはケンカだったのです。







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