先生+生徒-学校【67頁】+【160頁】

「ユリが最後に学校来たのは、5月27日。

その前の前の週から
遅刻、早退、欠席が増えて、

最初に欠席したのは、10日。」


「ゴールデンウィーク明けだね。

そうか、私、5月病ってやつか~!」


「でも早退は、
7日の5限が最初で、それが始まり。

2日後の9日は遅刻。」


出席簿も見ずに
スラスラ読み上げる所を見ると、


予測つけてるんだろう、

フトウコウの原因を。


それでも私は悪あがきするけど。


「はたして7日の昼下がり、

彼女に何があったのか!?ババーンッ」


「じゃなくて、その前の時間、

4限の英語だろ?ハルキ先生。」



・・・ノってよ先生、私がバカみたいじゃん。



「次の日は英語がなくて、9日は1限。

だから遅刻。」


「・・・正解。」


私と先生のやり取りに
きょとんとしてたお母さんが、

我に返って私につめ寄る。


「ほんとなの!?こずえ。」


ハイ、私、こずえです。




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