ラブ☆ロマンス



「――あなたと出逢ってこの3年間。俺の頭を締めてたのは……俺とあなたが死ぬまでの将来設計だよ?
 好きでいられるかとかの、そんなちっぽけな事なんか眼中ないの。

 ――本当にバカだね、葵さんは」



 軽くバカにされてるけど、怒る気になれないのは、額と額をくっつけて優しい口調で、柔らかく笑いながら私に話してくれてるから。

 ……本当に、ズルいよね。この中学生は。




「……私を離さないでね?」

「ふっ 葵さんも。よそ見しないでね?」

「――っ するわけっ「……さっきみたいな事がないように、気をつけて貰わないと」


 ぐっ……言い返せない……。



「いくら葵さんだって、物好きは世の中にいるんだからね」

「……それってどうゆう…」
「そのまんまの意味だけど?」



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