ラブ☆ロマンス
私の質問に佐伯くんはふわり笑った後、
「ヤキモチなんかしょっちゅうだよ。
他校のヤツがあいつ目当てでサークル入ってくるし。待ち合わせでよくナンパされてるし。
けど―――
あいつはただ一言、
『彼氏大事だから二度と話しかけないで!』
……で、終わり」
私がキラキラした瞳で彼を見てると、はにかみながら、
「俺の小さなヤキモチなんて、あいつを前にしたら取るに足らないもんなんだと思ってさ」