《夕日塔番外編》 想いの裏側
-直次Side-
“渡したかった人に、好きな人がいたから”
間違いない。
間違いなく遠藤は、そう言った。
「み、宮迫!?なんで!?なんでアンタここにいるの!?ってか離して!!//////」
オレに抱きしめられてる事がよっぽど恥ずかしいのか、大慌てで体を捩る遠藤。
オレはそれ以上動けない様に、更に腕の力を強めた。
「なぁ遠藤………」
名前を呼ぶと、遠藤の動きが止まる。
遠藤の方からカップケーキの甘いニオイがした。
「お前って………オレの事好きなのか?」
さっき遠藤が走り去った時は、マジで超ビビった。
間違いない。
間違いなく遠藤は、そう言った。
「み、宮迫!?なんで!?なんでアンタここにいるの!?ってか離して!!//////」
オレに抱きしめられてる事がよっぽど恥ずかしいのか、大慌てで体を捩る遠藤。
オレはそれ以上動けない様に、更に腕の力を強めた。
「なぁ遠藤………」
名前を呼ぶと、遠藤の動きが止まる。
遠藤の方からカップケーキの甘いニオイがした。
「お前って………オレの事好きなのか?」
さっき遠藤が走り去った時は、マジで超ビビった。