《夕日塔番外編》 想いの裏側
「悔しい……後3点だったのにぃ~~~~!!」


「じゃあお前は92点か………今回もオレの勝ちだな」


得意気に笑い、自分の席に着く。


宮迫 直次、当時小学2年生。


オレは小学校に入学したばかりの頃、男子4人のイジメっ子に1人で立ち向かった女の子・遠藤 稚鶴とライバル関係にあった。


あの日、オレが冷たく当たったのが理由で遠藤の機嫌を損ねたらしく


『昨日のお返しーーー!!』


次の日、オレは廊下で盛大な跳び蹴りを喰らったのだった。


本気で星がチカチカ瞬いたし……跳び蹴りって小1女子がするもんじゃねぇだろ。
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