《夕日塔番外編》 想いの裏側
-直次Side-
カゼを引いた遠藤の看病をする為、保健室に残った中1の夏。
「お母さんに……迷惑かけちゃった………」
保健室の先生が出ていってから5分後位に、遠藤がポツリと呟いた。
「お母さん忙しいのに……どうしよう」
「お前の母親って確か――――……」
「看護師さん。お母さん夜勤とかで大変なのに……ハァ………」
母親に迷惑かけたと、落ち込む遠藤。
まさか3年後に同じく母親が看護師の男と友達になって、ソイツが野々谷の………とは、こん時のオレには分かるハズが無かった。
「看護師なら、看病のプロだよな。安心だ」
「お母さんに……迷惑かけちゃった………」
保健室の先生が出ていってから5分後位に、遠藤がポツリと呟いた。
「お母さん忙しいのに……どうしよう」
「お前の母親って確か――――……」
「看護師さん。お母さん夜勤とかで大変なのに……ハァ………」
母親に迷惑かけたと、落ち込む遠藤。
まさか3年後に同じく母親が看護師の男と友達になって、ソイツが野々谷の………とは、こん時のオレには分かるハズが無かった。
「看護師なら、看病のプロだよな。安心だ」