《夕日塔番外編》 想いの裏側
「いい天気だなぁーーー……眠くなっちゃうよ」


誰もいない中庭で、のんびり日向ぼっこしていた私。


眠くてアクビをしていると、後ろから足音が聞こえた。


クルッと振り向いた私の顔に、冷たい感触。


「ヒャア!?」


「おーーいいリアクションだな遠藤。芸人になれるんじゃねぇの?」


足音の正体はニヤニヤニヤけてる宮迫で、コーヒー牛乳の紙パックを私の頬に押しつけていた。


「ちょっと!驚かせないでよ!!」


文句を言うも、ダメージ0らしい宮迫は、私の隣に座り出したのだった。


「コレやるよ。コーヒー牛乳」
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