《夕日塔番外編》 想いの裏側
だけどよくよく考えてもみたら………オレは義務教育9年間、遠藤とは犬猿の仲の存在。
“絶対恋愛対象としてなんか見て貰えて無い”と、オレ自身が落ち込む日もあった。
そんな受験生の日々も、11月に入った頃。
「稚鶴ちゃん!!この問題分からないから教えてっ!!」
張戸が図書室で勉強中の遠藤に、元気良く質問していた。
「ウルサイわねアンタ!ここ図書室なんだよ!?静かにしなさいよ!!」
遠藤がヒソヒソ声で注意するも、張戸は平気で遠藤のノートを覗き込んだり。
「近い……くっつくんじゃねぇよ張戸…………」
“絶対恋愛対象としてなんか見て貰えて無い”と、オレ自身が落ち込む日もあった。
そんな受験生の日々も、11月に入った頃。
「稚鶴ちゃん!!この問題分からないから教えてっ!!」
張戸が図書室で勉強中の遠藤に、元気良く質問していた。
「ウルサイわねアンタ!ここ図書室なんだよ!?静かにしなさいよ!!」
遠藤がヒソヒソ声で注意するも、張戸は平気で遠藤のノートを覗き込んだり。
「近い……くっつくんじゃねぇよ張戸…………」