《夕日塔番外編》 想いの裏側
その宮迫が仲良くなった同じクラスの男の子・下河 日希君。


毒舌ヤローな宮迫となぜ仲良くなったのか不思議に思う位優しい人で、夕穂とお似合いだった。


で、高1の5月の終わり――――……晴れて2人は両想いに!!


「夕穂ーーー、帰ろうぜーーー」


「うん!ちょっと待ってて!!」


仲睦まじい夕穂と下河君は、私の憧れとなっていた。


「ねぇねぇ夕穂~~~」


帰り支度をしている夕穂に、小声で囁く。


「下河君ともうキスとかした?」


「!?///ハァ!?//////」


夕穂の手から、教科書類がバサバサと落ちた。
< 83 / 123 >

この作品をシェア

pagetop