花蓮【完結】
卒業までのカウントダウン
卒業式まで後1ヶ月半。
ちょこちょこ出席してあたしは卒業できるように出席日数を稼いだ。
卒業する奴で就職とか、進学決まった奴は自由出席みたいだけど。
あたしには…未来なんてなかったから。
今卒業することしかなかったから。
哲と連絡をまた取り合うようになったことを皆に言うと、少し怒りながらも喜んでくれた。
その日。
あたしは花蓮のメンバー全員を召集していた。
倉庫前に100人近い花蓮の仲間がいる。
ガヤガヤしてた後輩も、あたしと佐緒里が出てきて一気に黙る。
集まる視線。
「…あたしや佐緒里。
他にも初代が引退するまで後少しになった。
あたしらの卒業式後。
でかい集会をしようと思ってる」
皆があたしの声に耳を傾ける。
「引退パレードだ!」
「おおおお!!!」
一気に盛り上がる花蓮の仲間。
ぜってえ。
いいパレードにしてやる。
その前に蹴りつけなきゃなんねーことがある。
あたしは特攻服を握りしめた。
ちょこちょこ出席してあたしは卒業できるように出席日数を稼いだ。
卒業する奴で就職とか、進学決まった奴は自由出席みたいだけど。
あたしには…未来なんてなかったから。
今卒業することしかなかったから。
哲と連絡をまた取り合うようになったことを皆に言うと、少し怒りながらも喜んでくれた。
その日。
あたしは花蓮のメンバー全員を召集していた。
倉庫前に100人近い花蓮の仲間がいる。
ガヤガヤしてた後輩も、あたしと佐緒里が出てきて一気に黙る。
集まる視線。
「…あたしや佐緒里。
他にも初代が引退するまで後少しになった。
あたしらの卒業式後。
でかい集会をしようと思ってる」
皆があたしの声に耳を傾ける。
「引退パレードだ!」
「おおおお!!!」
一気に盛り上がる花蓮の仲間。
ぜってえ。
いいパレードにしてやる。
その前に蹴りつけなきゃなんねーことがある。
あたしは特攻服を握りしめた。