花蓮【完結】
告白
翌朝。
痛む頭を押さえながら起床した。
…最低な朝だな。
そう、思いながらあたしは支度をする。
この日のために特注した刺繍入りの制服。
これで行こうと佐緒里とそう決めた。
「おお!麻美、まじかっけえ!」
先に起きていた朱美が部屋に入ると驚嘆の声を上げた。
ぴしっと、頭をオールバックにしてあたしは学校へ向かおうと外へ出た。
…そこに。
佐緒里がいた。
琴子も。
「…佐緒里、こと」
「麻ちゃん、まあじかっこいい」
「麻美、はよ!」
ことは普段通りの制服姿でバイクに跨っていた。
佐緒里はあたしと同じ特注の制服。
「式、終わったら~集合だねえ」
「ああ、今日は最後だからな!」
「しみじみしちゃうね」
「まだ式始まってないのにしんみりすんなよ」
後から出てきた朱美がぼやく佐緒里に言った。
朱美と琴子は別の高校だから、そこで別れてあたしは佐緒里と学校に向かった。
痛む頭を押さえながら起床した。
…最低な朝だな。
そう、思いながらあたしは支度をする。
この日のために特注した刺繍入りの制服。
これで行こうと佐緒里とそう決めた。
「おお!麻美、まじかっけえ!」
先に起きていた朱美が部屋に入ると驚嘆の声を上げた。
ぴしっと、頭をオールバックにしてあたしは学校へ向かおうと外へ出た。
…そこに。
佐緒里がいた。
琴子も。
「…佐緒里、こと」
「麻ちゃん、まあじかっこいい」
「麻美、はよ!」
ことは普段通りの制服姿でバイクに跨っていた。
佐緒里はあたしと同じ特注の制服。
「式、終わったら~集合だねえ」
「ああ、今日は最後だからな!」
「しみじみしちゃうね」
「まだ式始まってないのにしんみりすんなよ」
後から出てきた朱美がぼやく佐緒里に言った。
朱美と琴子は別の高校だから、そこで別れてあたしは佐緒里と学校に向かった。