花蓮【完結】
俺がぽけーっと呆けてると、佐緒里ちゃんが付け加える。
「あ、でも哲さんも麻美にちょー愛されてるよねえ」
「え?」
何で?何でそう思うの?
教えて、教えて。
そこ、知りたいんだけど。
興味津々に俺は三人の会話に耳を澄ます。
「麻美、哲さんにだから病気のこと言ったんでしょ。
哲さんのこと好きだから、信頼してるからでしょ。
ったく、まじ佐緒里が嫉妬してうっさいんだよ」
「ああ、そういうこと言う?朱美もじゃね?」
「私はなんとなーく、なんとなーくだけどね、わかってたから」
「あはは、ぜったあい朱ちゃん嘘お~」
けらけら笑う琴子ちゃんの声を俺は遮った。
「違うよ、三人のことを大好きだからこそ云えなかったんでしょ。
俺のこと、まじで好きだったのかな、麻美」
そう、言って俯いた俺の頭を遠慮なしに拳骨で殴る女一人。
いや、二人、あ、三人。
「あ、でも哲さんも麻美にちょー愛されてるよねえ」
「え?」
何で?何でそう思うの?
教えて、教えて。
そこ、知りたいんだけど。
興味津々に俺は三人の会話に耳を澄ます。
「麻美、哲さんにだから病気のこと言ったんでしょ。
哲さんのこと好きだから、信頼してるからでしょ。
ったく、まじ佐緒里が嫉妬してうっさいんだよ」
「ああ、そういうこと言う?朱美もじゃね?」
「私はなんとなーく、なんとなーくだけどね、わかってたから」
「あはは、ぜったあい朱ちゃん嘘お~」
けらけら笑う琴子ちゃんの声を俺は遮った。
「違うよ、三人のことを大好きだからこそ云えなかったんでしょ。
俺のこと、まじで好きだったのかな、麻美」
そう、言って俯いた俺の頭を遠慮なしに拳骨で殴る女一人。
いや、二人、あ、三人。