花蓮【完結】

哲ちゃんと麻美

ぼーっと、俺がいつものように集会場にいて携帯の待ちうけを眺めてる時だった。


「だ、誰!この子!」


ぎくっとしながら後ろを振り向くと、哲ちゃんがいた。
哲ちゃんを見るのは久しぶりだった。
高校を卒業してから、家を出たらしく中々忙しいらしい。

だから、この集会場に現れたのは本当に久しぶり。


哲ちゃんが指さしてる先にいたのは麻美だった。



「…俺の高校の友達」


…友達って自分で言って切ねえな。

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