花蓮【完結】

一瞬。
理解出来なくて、後ろに後ずさりながら菜々美を再度見ると。
その顔はとっても真っ赤になっていて。
そりゃあもう、ゆでダコみたいに真っ赤で。
あ、林檎とかのが可愛いかな。

まあ、とにかく真っ赤で。

菜々美が俺を好きってことを理解したわけで。

俺の方にもそれが伝染したのか、ドキドキしてきやがって。




無性に切なくなった。



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