プレイボーイとのラブバトル?②短編

気になって俺は美鈴の大学まで行った。
美鈴の大学は、立派で綺麗。

美鈴の姿はまだ見えない。

「ははっ、ですよね~」

背後から美鈴の声が聞こえて振り向くと
やっぱり美鈴だった。

気づかないうちに通り過ぎていたんだ。

「っ!?」

でもよくみると美鈴は隣の奴と
喋っている。
喋る事はおかしくない。
だけど─...

何なんだ!アイツはっ!

隣には、俺よりも背が高い男がいる。
後ろから見ただけで分かる。
完全のモテ男だ。
周りの女達は、きゃっきゃいいながら
その男を見ている。

「じゃあ、黒澤も頑張んなきゃなー。」

「っ!?」

その男はそんな事を言いながら
美鈴の肩を軽く叩いた。
何美鈴も笑っていられるんだよ。

「修哉くんはどう思いますかー?」

修哉.....?
あの雰囲気は一体何なんだよ.....。

俺は、気づかれないように少し距離を
おきながら2人を追いかける。

「この後食事でも行かない?」
修哉という男が美鈴を誘った。

そんなのNOって言うに決まってる。
だって俺と帰る約束をしているんだから。

「えっとー.....「あ、美鈴可愛いから
彼氏でもいんのか?」

そうだ、そうだッ!

「...でも、大丈夫ですっ。行きますっ!
どうせアイツだって“他の子”と
約束しているんですからっ♪」

「そうか?じゃあ、はい。」

修哉という奴は自分の車の助手席に
美鈴を座らせて車を走らせて
どこかへ消えていった─。
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