プレイボーイとのラブバトル?②短編
「たまには颯真の相手もしてやって。
美鈴の話したら会いたいとか
騒いでいたから。」
「はい。あ、これから颯真くんも
誘いませんか?」
「え?別にいいけど?」
「結婚前の男性と2人で食事なんて
私が嫌ですもんっ。」
「はは、そういうことか。」
「.....?」
「美鈴は、彼氏が浮気しているって
思っているんだろ。」
「なっなんでそれを...?」
「顔に書いてあるっ。」
私は、車のバックミラーで自分の顔を
確認する。
別に何も書いてないんだけど。
「まっ、大丈夫さ。彼氏の浮気ぐらいで
そんなに騒いでちゃだめだって。」
「まっまだ浮気かどうかなんて
分かってませんよっ!」
そうだよっ。そうだ...よ。
「あ、この店でいい?
イタリアン好きって前言ってたよね?」
「あ─...はい。」
このお店...前に誠司と一緒に
くる約束したんだけどな─。
誠司忘れちゃったのかな?
適当に流されちゃったし─。
それに比べて修哉くんなんて
覚えていてくれてわざわざ
連れてきてくれたっ!
やっぱりこういう男性と
結婚したいよっ!