プレイボーイとのラブバトル?②短編

「たまには颯真の相手もしてやって。
美鈴の話したら会いたいとか
騒いでいたから。」

「はい。あ、これから颯真くんも
誘いませんか?」

「え?別にいいけど?」

「結婚前の男性と2人で食事なんて
私が嫌ですもんっ。」

「はは、そういうことか。」

「.....?」

「美鈴は、彼氏が浮気しているって
思っているんだろ。」

「なっなんでそれを...?」

「顔に書いてあるっ。」

私は、車のバックミラーで自分の顔を
確認する。

別に何も書いてないんだけど。

「まっ、大丈夫さ。彼氏の浮気ぐらいで
そんなに騒いでちゃだめだって。」

「まっまだ浮気かどうかなんて
分かってませんよっ!」

そうだよっ。そうだ...よ。

「あ、この店でいい?
イタリアン好きって前言ってたよね?」

「あ─...はい。」

このお店...前に誠司と一緒に
くる約束したんだけどな─。
誠司忘れちゃったのかな?

適当に流されちゃったし─。

それに比べて修哉くんなんて
覚えていてくれてわざわざ
連れてきてくれたっ!

やっぱりこういう男性と
結婚したいよっ!
< 12 / 86 >

この作品をシェア

pagetop