プレイボーイとのラブバトル?②短編
それから何分後に颯真くんがきた。
「兄ちゃん、何いきなり─って...
うおっ!?アネゴじゃないっすっか!
どうしたんですか?」
「へ?」
修哉くんは私がいたことは
颯真くんには言っていなかったのか─。
「えっ?アネゴ?」
後ろからちょこっと顔を出した子は
どこかなつかしい子─。
「萌華...ちゃん?」
「うわあっ!やっぱりアネゴですね♪
久しぶりですーっ!」
萌華ちゃんは前とはすっかり
雰囲気が変わってて少しケバくなった。
中学生の時に戻ったみたい。
「あ、颯真にふけたって言われたんで
金髪にしてみたんすよ~。」
萌華ちゃんは自分の髪を指で
くるくるまく。
少しパーマがかかっていて可愛い。
「可愛いよ~。」
私は、萌華ちゃんの頭を撫でた。
「あれ?今日は一緒じゃないんですね?」
萌華ちゃんは私の隣を見て言った。
「え?なっ何が?」
「栗原先輩ですよ。一緒に帰んないんですか?」
「うっうん...。最近誠司も忙しくて...。」
「えっ?それならさっき栗原先輩
見かけましたけど。」
颯真くんが私達の間に入ってきた。
「えっ!?どっどこで見たの?」
このお店に来られたら
少し気まずいもん。
「えっとー近くのジュエリーショップ
でしたけどね。」
ジュエリーショップ?
何で?私のためのわけない...。
誕生日も近くないし.....。
一体何.....?