プレイボーイとのラブバトル?②短編
美鈴Side
「美鈴、バトルしよっか。」
突然そんなばかな話をいいだした誠司。
今の状況分かってるの?
「バトルって何よ。」
「この箱に入ってるものを当てれたら
美鈴の言うとおりに全部する。」
「何よ。それ。」
「チャンスは3回。美鈴が当てれなかったら
俺の言うこと聞いてもらうから。」
「なっ.....そっそんなの無理に決まってる!
大体そんな小さな袋に入ってるもの
当てろって...誠司だったら当てれるの?」
「う~ん。ま、俺はいつも...ね。
だから当てれるな。いいから当てろ。
チャンスは3回だからな。」
「~.....。分かった。」
誠司は言い出したら聞かないもんな。
そんな事を考えながら袋をじっと
見つめる。
何?こんなちっちゃいの。
何も入っていないんじゃ─...
「あっ!中身は空っぽ?」
「ばーか。入ってるっつーの。はい、
チャンスはあと2回。」
私は、またじっと袋を見つめる。
こんな小さい袋って...何いれるの?
全く思いつかないよ...。
「リタイアする?」
誠司はニヤリと笑う。
その誠司の笑い方がすごく悔しい。
「そんなの必要ないもんっ!
絶対答えてみせるからっ!」
ここで私の負けず嫌いがでてしまった。
ここまで来たら絶対に当てて誠司に
全部吐かせてやるんだからっ!
「分かったっ!袋の中はおにぎりで
いっぱい「ブブーッ。」
誠司の即答に私の苛立ちも増える。
「もうちょっとまじめに答えろよな~。
はい。チャンスはあと1回ね。」
誠司もだんだん適当になってきた。