プレイボーイとのラブバトル?②短編
毎朝俺はコーヒーを飲みながら
同じセリフを言う。
さっさとこの仕事を片付けて
美鈴と出かけたいし...。
「.....。」
だけど昨日とは違う。
美鈴の返事がなかった。
「美鈴?」
「...そうやっていつもいつも中々
帰って来てくれないょ...ね。」
美鈴の背中がプルプル震えていた。
「みっ美鈴?」
「本当は、わたしのことなんてどうでも
いいんじゃないの?」
「ちっ違えよ。今はただ「言い訳も何も
聞きたくなっ.....」
美鈴は突然口をおさえて洗面所まで
走っていってしまった。
「美鈴!?」
俺はすぐさま美鈴にかけよった。
吐いている美鈴。
俺は美鈴の背中を優しくさすった。
「おい、大丈夫か?」
すると美鈴は水で手を洗い流して
俺のことをおした。
「放っといて!今更何よ!」
目にいっぱい涙をためた美鈴。
このときの俺もまだ美鈴の苦しみに
気づいてやれていなかった...。
「はあっ!?...勝手にしろよ!」