civil war!!!!!!





どうしてかはわからないけど、兄緋哉はシスコンになってしまい、しかも俺様変人。


どうやったらあんな素敵な両親からこんな奴が生まれるのかは不思議以外の何物でもない。




「なー、瑠奈が早くやってくんないと遅刻しちゃうだろー??」




なら自分でやれば?!

そう言いたい気持ちを抑えて、言っても無駄だろうと私は緋哉のネクタイを締めた。



「る、瑠奈?!ぐ、ぐるじい!!」




でも少し苛立ったので仕返しにキツめに締めて置いた。




「じゃあ私先行くね。」




そそくさと鞄を持ち家を出ようとする私の体は何故か前ではなく、後ろに進んでいた。



「なぁ、待てって。一緒に行こうぜ??」




どうやら原因は緋哉が後ろに引っ張ってきたかららしく、私は緋哉の腕の中にいた。




「やだよ。緋哉と行くと目立つし。」



「.................俺は瑠奈と行きたい。」




「私はいやだ。」







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