アナタと墜ちる夜
香り

今夜は彼の家にお泊まり

夕ご飯の準備をし彼の帰りを待つワタシ


点滅する携帯


『今夜は残業』

彼からのメール


ふーっと小さくため息を吐き出して、静かな彼の部屋を見渡す


目についたのは、脱ぎ捨てられたアナタのシャツ

着てみてやっぱりブカブカで失笑

でも…フワリと香るアナタの香り


抱きしめられてるような気がして、胸がキュンとしたの


そのままソファーに横になり瞳を閉じれば、ワタシはスーッと夢の中へ…

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