お兄さんがお医者さん
「ベッドに寝てくれるかな?」
「何するんですか?」
「鼻をきれいにしようね。すぐ終わるからね。お顔は動かさないでね。」ってお医者さんが言ったら、ママが顔が動かせないように固定してきた。
怖くって、涙がでてきたのに、そのまま、
「じゃあ、きれいにするからね。ちょっと気持ち悪いけど我慢して・・・」って鼻に管を突っ込まれた。
「痛い!」涙がぼろぼろ出てきた。ズズズっっていう音がずっとしてる。
痛くって、もぞもぞ動いちゃいたいのに、押さえられてて動けなく、泣きじゃくってしまった。
「はい、ごめんね。ちょっと痛かったね。左側やったら終わりだからね。」って言われて、今度は左の鼻に入れられた。
もう痛くて、しゃべれないまま、泣きまくってたら、「すみません。青山まりちゃんは?」ってお兄ちゃんが来た。
「あ、まりちゃん、今がんばってるんだね。すぐ、終わるからね。大丈夫だよ。」って励ましてくれた。
「よし、いいかな。ごめんね、痛かったね。今日は、もうおしまいだからね。」ってお医者さんが言って、その後、お兄ちゃんと何か話してた。
「じゃあ、まりちゃんは、内科の診察室に戻ってね。耳鼻科の方の検査結果も一緒にそっちで説明して、薬出すからね。」って耳鼻科のお医者さんが言ったから、耳鼻科の診察室を出た。
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