お兄さんがお医者さん

１週間たって、耳鼻科に行った。今度は、ママは仕事が入っちゃったってパパが一緒に来てくれた。
しばらく待ってたら、診察室に呼ばれた。
「青山さん、こんにちは。こっちに座ってくださいね。」って診察用の椅子に座らされた。
検査の結果の説明があって、ハウスダストやダニ、花粉などにアレルギーがあるって言われた。
症状の強く出る時には、飲み薬や点鼻薬で治療するんだって言われ、この１週間使ってた点鼻薬と同じのをもう１本もらって、なくなるまで続けて、後は内科の定期受診の時に内科の先生と相談して耳鼻科に受診するってことになるらしい。
「じゃあ、今日は、来てもらってるから、鼻を診ましょうね。」って言って、鼻に鼻鏡をいれて見られた。「だいぶ、良くなってるね。右側だけはもうちょっとかな？今日もきれいにしようね。ベッドに寝てね。」って言われて、また、あの痛みを思い出して
「ううん、イヤ・・・涙」って泣いてしまった。
「まりちゃん、この前は炎症もあったから痛みが強かったと思うけど、今日は大分良くなって来てるから、前ほどは痛くないから、大丈夫だよ。ちょっと頑張ろうね。」って泣いてる私を無理にベッドに寝かせた。嫌で怖くって起き上がろうとしたけど、パパに押さえつけられて、動けなくて、看護師さんに顔も固定されてしまった。
「じゃあ、右側からね。ちょっと我慢して・・・」って管を入れられた。
「痛いっ！！涙」涙が勝手にぼろぼろ出てくる。泣いてるうちに終わって、左も入れられた。左も痛かったけど、右ほどじゃなかった。
「はい、おわり。痛かったね。ごめんね。じゃあ、お薬頑張って治そうね。」って言われ、診察室を出た。