お兄さんがお医者さん
病院に行く日、学校終わって校門のところにいったら、ママがいた。
「まりちゃん、こっち。」
「あれっ、パパは?」
「車でまってる。さぁ、行きましょう。」

病院について、問診票を書かなきゃいけない。自分で名前書いたり、生年月日かいたりした。
あぁ、イヤだなぁ・・・ってダラダラ書いてたら、書き終わらないうちに、診察室に呼ばれちゃった。

3人で診察室に入った。
お兄ちゃんがいて、「誰からでもいいけど、まりちゃんが最初がいいかなぁ?見たら怖くなっちゃうだろ?とりあえず、まりちゃん、診察からね。はい、服あげれる?・・・大きく息すって・・・吐いて・・・、もう一回、深呼吸して・・・。うん、まりちゃん、咳でたりする?」
「ううん、咳でないよ。」
「そっか、わかった。じゃあ、背中もいいかな?深呼吸して・・・はい、いいよ。ノド見るよ。あーん・・・よし、じゃあ、今日は、ワクチン接種するからね。はい、腕だして、左手にする?」
「・・・涙・・・」
「まりちゃん、見ないように向こうむいててな。じゃ、チクってするよ。」
「いたっ。ウー・・・」
「はい、おしまい。よく頑張りました。まりちゃん?薬なんだけど、いつものは続けてね。それと、前にもちょっと飲んでもらった薬出すから飲んで。喘鳴がちょっとだけあるから。音がきれいになったらやめていいからね。はい、まりちゃんはおしまい。」

パパとママも順番に注射してもらって、診察室を出た。
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