お兄さんがお医者さん
消灯の時間になって、ママとパパは帰っちゃって、一人眠れないままいたら、お兄ちゃんが来た。
「まりちゃん、眠れないの?」
「うん、お兄ちゃんは仕事?」
「もう、仕事は終わり。今夜は当直じゃないしね。」
「じゃあ、もう帰る?」
「うん?さみしいんだろう?一緒にいてあげるから安心しなさい。」
「大丈夫だもん。」って言ったのに、お兄ちゃんは笑いながら、トントンってお腹のところをリズム打ってくれてる。
お兄ちゃんになった人だから、好きになっちゃいけないのに、やさしくされたらどんどん好きになっちゃう。なんか急に恥ずかしくなってきて、どうしようって思ってた。
「まりちゃん、どうしたの?コロコロ、表情が変わってるよ。」って言いながらトントンしてくれてる。
「だって、お兄ちゃんがやさしいから・・・」
「おれはいつだって優しいだろう?」
「ううん、注射イヤだった。お医者さんのときは優しくないもん。」
「ごめんな。注射嫌だってわかってるけど、早く元気になってほしいし。無理にしちゃったよな。」
「明日も注射ある?」
「どうしようかな?まりちゃんが早く寝て元気になってたらなしでも大丈夫かな?」
「本当?寝たら注射しない?」
「約束はできないよ。今は息も苦しそうじゃないけど、音が良くなってなかったら、薬入れた方がいいからね。そら、早く寝なさい。」ってトントンしてくれてる。
いつの間にか眠ってた。
「まりちゃん、眠れないの?」
「うん、お兄ちゃんは仕事?」
「もう、仕事は終わり。今夜は当直じゃないしね。」
「じゃあ、もう帰る?」
「うん?さみしいんだろう?一緒にいてあげるから安心しなさい。」
「大丈夫だもん。」って言ったのに、お兄ちゃんは笑いながら、トントンってお腹のところをリズム打ってくれてる。
お兄ちゃんになった人だから、好きになっちゃいけないのに、やさしくされたらどんどん好きになっちゃう。なんか急に恥ずかしくなってきて、どうしようって思ってた。
「まりちゃん、どうしたの?コロコロ、表情が変わってるよ。」って言いながらトントンしてくれてる。
「だって、お兄ちゃんがやさしいから・・・」
「おれはいつだって優しいだろう?」
「ううん、注射イヤだった。お医者さんのときは優しくないもん。」
「ごめんな。注射嫌だってわかってるけど、早く元気になってほしいし。無理にしちゃったよな。」
「明日も注射ある?」
「どうしようかな?まりちゃんが早く寝て元気になってたらなしでも大丈夫かな?」
「本当?寝たら注射しない?」
「約束はできないよ。今は息も苦しそうじゃないけど、音が良くなってなかったら、薬入れた方がいいからね。そら、早く寝なさい。」ってトントンしてくれてる。
いつの間にか眠ってた。