千年の追憶*番外編*
「関わるなだなんて。
そんな風に言わないで。
あたしは…早時に会いたくて…会いたくて…。
ずっと忘れた事なんてなかったよ。」


「俺に会いたい?俺は鬼なんだぞ?」


「そんなの関係ない!
早時はあたしのただ一人の特別な人なの。」


「…?特別って何だ?」


「あたしは…早時が、す…。」


「炎。」


私は、炎の言葉を遮った。


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