千年の追憶*番外編*
早時はあたしと同じ早さでゆっくりと後退り、距離は縮まない。
「炎。」
「なに?」
「もっと自分を大切にした方がいい。」
早時は、その綺麗な顔であたしを魅力しながら、的外れな事を言った。
「早時はバカね。
あたしは自分を大切にしたいから、早時と一つになりたいんじゃない!
今を逃したら、あたし一生後悔する。」
「炎。やめろ。」
「…やめないよ。
だって、この先もきっと。
誰もあたしの事、相手になんてしてくれないもん。」
「炎。」
「なに?」
「もっと自分を大切にした方がいい。」
早時は、その綺麗な顔であたしを魅力しながら、的外れな事を言った。
「早時はバカね。
あたしは自分を大切にしたいから、早時と一つになりたいんじゃない!
今を逃したら、あたし一生後悔する。」
「炎。やめろ。」
「…やめないよ。
だって、この先もきっと。
誰もあたしの事、相手になんてしてくれないもん。」