千年の追憶*番外編*
「何故、俺が鬼になったかを聞きたいのか?」


「まぁ。それも追々聞きたいとは思いますがね。
キミは、身代わりを立てる術を覚える気はありませんか?
その怪我はきっと、人間に化け物だと言われて、襲われでもしたのでしょう?」


早時は、目を丸くして驚いた。


「そんな顔しないで下さい。
私の推理は正しかったようですね。」


早時は俯いた。


「身代わりを立てる術なんてのが、あるのか。」


感心するかのように、早時は呟いた。
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