千年の追憶*番外編*
早時は半信半疑の表情で、私の話を聞いていた。


私はどうにかして早時に、味方であることを信じてほしかった。


私もそうだったように、この美しい青年も、少し周りと違うという理由で迫害されるのは、納得出来ない。


早時の場合は、仕方ないかもしれないのだろうか?


なんせ、鬼だから。


でも悪意なんてないし、全く人と変わりはないじゃないか。


本当に気の毒でしかない。


私は、有無を言わさず早時を促した。


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