恋の輝き
episode 4

中途半端



あの日から私たちは

友達以上、恋人未満になった。

会えばご飯を食べて

楽しく会話して

涼さんの家に行って

抱かれて…。

それがわたしにとってすごく

辛くなっていった…。


「まじ?やめなよー」

「なんで?」

唯香に相談したら唯香は

私におこってきた。

「それヤリ目じゃね?」

「そうなのかな?」

「だってセフレみたいなもんじゃん!」

「…うん」


心ではわかっていた。

あまりにも私が涼をすきすぎて

自分からはなれることができなく

なっていた。

「愛奈…泣くのは女だよ。」


唯香の一言は

少し重く感じた。

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