恋の輝き
こんなに探しても一回も会えない…。
これが自分の運命?
番号くらい聞けばと
つくずく後悔しはじめた。
「あれ?」
後ろから聞き覚えのある声がした。
「ああああああ!」
「えっ!?」
「…いたあっ…。」
「もしかして探してくれてた?」
「…あっ!その…えっと。」
「またあえたね!」
涼は爽やかな笑顔で私に言った。
「…はい。」
「今日は夜あいてる?」
「あ!うん!」
「じゃあこれ番号。」
「え?」
「夜7時に電話して?」
涼はそう言って私に名刺を渡してきた。