揺れる心【TABOO】
「また明日」


 そう告げて帰って行く彼の背中を眺めていた。


 館内から出るまでを見届けて、私は司書の仕事に戻る。


 非日常的で非現実的な彼。


 現実との境目でぐらぐらと揺れている私は、最終的にどちらを選ぶのだろう。


 そんな自問をしながらも後ろ髪を引かれている。


 彼の去って行く背中を思い浮かべながら。



END
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