年下の不良くん
「──何かリクエストとかはありますか??」
カゴを持ってくれている春輝に問いかける
「あ、また敬語出てる」
「え、あ…ごめんなさい」
敬語を使ってい自なんて、分でも気づかなかった…
「俺、基本何でも好きだよ」
「それは良かった
料理するのが楽で助かるよ」
「明日は、んー…そうだな
きんぴらが食べたい
あと筑まえ煮♪」
「ふふっ、筑ぜん煮だよ??」
「あれ、そうだったけ??」
「そうだよ」
野菜コーナーで、彼のリクエストの食材をカゴに入れていく
あ、そう言えばお米も無かったな
そして、お米やその他のお弁当の食品を買って家に帰った
「ただいま~」
「ただいま
ごめんなさい、いっぱい買ってしまって…」
たくさんのスーパーの袋を持ってくれている春輝に、申し訳なくって謝る
「いいよ
元はと言えば、何にも置いてなかった俺が悪いんだから
それより、明日の昼が楽しみだよ」
「腕によりをかけて作るね
あ、コーヒー淹れようか??」
エアコンが利いてくるにも、もう少し時間がかかりそうだ