年下の不良くん
──…
次の朝、起きると既に春樹は仕事に行っていた
置き手紙によると、ちょっと問題が発生した 為、その処理に早朝から出かけてしまったらしい
社長というのは、本当に忙しそうだ
昨日だって、あれからすぐに自室に籠もり、持ち帰った仕事をしていた
そんな彼をバックアップ出来るように、頑張ろうと心に決めた
一人で朝をとり、まずは部屋中の掃除に取りかかる
「…といっても、汚れてる箇所がないんだよね」
当たり前だ
私が来る直前まで、クリーナーを呼んでいたか
らである
「……うん、そうだけどしなくちゃ」
ここに止まらせて貰ってるのだから、それ相応のことをしなくては
ありとあらゆる窓を全開にして掃除を始め、昼前には片付いた
その後、天気が良い内にと、せっせと洗濯物
干して、それが乾く間にスーパーへ
徒歩数分の所にスーパーがあると、先日教えてもらった
都心と言うだけに、大きなスーパー
ここに来たら、何でも揃えられるな
時間があったので、じっくりと店内を見てかえ家に帰った