年下の不良くん
第二十七章
そんな日が3日経ったある日、私は隣で寝ている春樹を起こさないように寝室を出た
今日は春樹は昼から出勤なので、お弁当はいらないが、昼食はいるだろうと作り出す
少し手の込んだ物を作り、彼が起きてくるのを勉強しながら待っていると、春樹がフラフラと起きてきた
「おはよう」
「…ん、おはよう
俺、結構爆睡してたよね??」
「ふふっ、うん
だって、私が起きたの知らないでしょ??」
私が起きたの、もう3時間も前の話だもん
「…全然、気付かなかった…」
「それだけ疲れてるんだね
お仕事は、間に合うの??」
キッチンへ行き、昼食を温め直して、彼の座る前に置いていく
「ああ、それは心配ないよ
昨日でほとんど仕事は終わらせたし、後は部下に任せたから、今日は行ってもあまりする事がないから」
「へぇ~」
毎日同じ時間に、仕事って訳ではないらしい
「だけど、いちおう行こうと思うんだけど、りりかも来ない??
家にいても暇だろう??
俺の隣で勉強したら、教えてあげられるから、どうかな??」
「えっ?!」
驚いてる私に微笑み、黙々と箸を進める春樹の考えていることは、本当に読みとることが出来ない…