年下の不良くん

『あ、りりかちゃん??
今日シフト入ってたでしょ??』

「はい」

『実はね、明日シフトいれてた子が、急遽明日無理になっちゃって
だから、シフト変わってもらってもいいかしら??』

「あ、はい
全然構いませんよ」

その方が、一緒に優美とバイト出来るし

『ごめんね、ありがとう
じゃあ、また明日ね』

「はい、おつかれ様です」

通話を切り、すぐに優美に今の事をメールで送信

よし、スーパーに行こう

本当はバイトの帰りに寄ろうと思ってたのだ

財布とケータイを鞄に入れて家を出た

スーパーは家から10分程の所で、行き着けのスーパーだ

清水くんと会った公園を抜けて、受信されたばかりの優美からのメールを読みながら歩いていると

──ドンッ

前から来た人とぶつかってしまった

「す、すいません…!!」

ハッと顔を上げると、まさかの清水くん

「よそ見してっと危ねぇぞ」

「ごめんなさい…」

どちらが年上なのか、わからない会話  

にしても、近所でよく出会すなぁ

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