年下の不良くん
第十章
「りりか!!
また学年で10番以内だよ!?」
あれから1ヶ月後
冬休みが数日後から始まる季節になった
その冬休みに伴い行われた、テストの順位が廊下に張り出されている
私の名前を見つけた優美が私以上に喜んで言った
「あ、ホントだ!!
良かった~」
今回はかなり順位が心配だった
ちょうどテスト期間中に、1ヶ月記念日と重なり、テスト勉強が疎かになってしまったからだ
1ヶ月記念日には、清水くんからブレスレットをもらった
私はと言うと、恋人同士での間で、そんな日があることすら知らなかった為、何も用意出来なかった
「えぇ~、もしかして不安だったの??
いつも、勉強してるのに??」
「だって、記念日で勉強出来なかったから…
あ、優美17位だって」
「ん??どこ??」
と探す優美に、ほら、と指を差して教える
「ホントだ
まぁ、二人していつもと変わんないね」
自分の順位を見たので、そそくさと教室に戻る
あと一限頑張れば昼食だ
あれから、お弁当を毎日作っている為、渡すついでにと、必然的に一緒に昼をするようになった