年下の不良くん

「…あ、あの事??
私が真面目な人が好みだってゆう??」

思い出しただけで笑いがこみ上げてくる

「そう!!それ!!
何だか妙にそれが気になってたぽくて…
今更、冗談だった、なんて言い出しずらくて…」

「そんなことがあったんだ」

急に黒髪について聞いてきたので、変だなとは思っいた

意外に彼は自由奔放な方だから

「…なんか、ごめんね…??」

手を添えて謝ってくる優美に、私は笑いながら答えた

「そんな、大丈夫だよ」

それから教科の先生が入ってきたので、各々の席に着いたのを確認して授業が始まる

ふと窓側を見ると翔くんが体育をしているのを見えた

相変わらず楽しそうに武蔵くんといるなぁ

必死になってサッカーボールを追いかけている

武蔵くんによると、このまま頑張って授業に出ていたら、ギリギリだが単位が取れ留年は免れる事ができるらしい

頑張れ、と心の中で呟き、頑張っている彼に見習い私も授業を頑張った
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