年下の不良くん
「ホント、仲良いよねぇ
杏、チョー羨ましい~」

杏の言葉で自分の顔が火照るのがわかる

「やめてよ、そんな事ないから」

こんな顔で言っても説得力ないけど…

「アンタら見てると男欲しくなるじゃん」

ニシシと笑う、麻衣と杏

「お、それお代わりの??」

そう言って麻衣は出来たばかりのカフェオレを指差す

「そうだよ
あ、違うのが良かった??」

「んーん、大丈夫
ホント、りーかってさ翔には勿体ねぇよな
こんな出来た女、そうそういねぇよ」

「えっ、いきなり何??
誉めても何も出ないよ??」

急に麻衣が誉めてくれるもんだから、私は口元が緩んだ

「ふはっ、いらねぇし
翔、お前りーかいらなくなったらあたしに頂戴ね
あたしの嫁にすっから」

「はぁ!?
バカ、やらねぇよ!!
しかも、いらなくなったりしねえから!!」

「ま、どーだか」

「どーだかねぇ
人って移り変わりの激しい生き物だからぁ」

麻衣と杏して翔くんをからかい出す

多分、学校でもこんな感じなんだろうな

楽しそうだ



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