鬼龍‐金色の覇者‐


『風邪…?』



季節は秋から冬に向かう十一月。

風邪には気を付けないと、なんて軽く思いながら手に持っている携帯に視線を落とす。


そして溜め息を吐きながら姫蝶は空を見上げた。

気温は低いが空は晴れ渡る青空。



『私は、前に進めるかな…?』



不安なのか。

姫蝶はすがり付く様な瞳で空を見上げ続けた。




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