夏物語
「ね、ちょっと海に足付けてきていい?」



「どうぞ?」



「やたー!!!」


ザブーン!


え…
今の音…



「あはは。また転んじゃった。」



ずぶ濡れの薫くん。


「帰りますよ。」



「ちょっと待って!」


おもいっきり手を引かれた私はバランスを崩して海にドボーン。



「何するんですか!冷たー!」


私は怒ってんのになぜか笑顔の薫くん。



…調子狂う。



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