夏物語
大きな窓は全開ですだれがいい影を作っている。



扇風機やクーラーなんていらない。



風鈴の音だけで涼しくなる。



「あー幸せ。」


ここでごろごろできるなんて最高。



私は、いつの間にか眠りについていた。







「雛。」



ん?まだ寝るの。邪魔しないで。



「雛」



まだ寝るのー!



「あ、起きた。ばあちゃん畑行ったよー!」



「あれ?もう夕方なの?」



外を見れば私の好きな光景。



私はそっと体を起こした。



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