夏物語
「ちょっと!止めてください!ばあちゃん帰ってきます!ちょっと!んっ…」




いきなり唇を塞がれてビビる私は、泣きながら薫くんの胸を叩いた。



薫くんが口を離した。



「まだ私ちゃんと好きってないのに!」




びっくりした顔の薫くん。でもすぐに笑って、


「じゃあどっちなの?」


返事を待たず、

優しく、もう一度私に唇をくっつけた。







胸がキューってチクチクにもにたような何て言うんだろう。



これが好きってことなのかな?
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