夏物語
「雛が高校卒業したら結婚しような。」


「はい。」




私はこれから、たくさんこの人に振り回されるんだろうな。




「あ、そうそう」


いきなり立ち止まった薫くんは私に耳打ちした。



「…今夜もおばさんとおじさんいないけどどうする?」




< 70 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop